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花に癒されて

澤村洋子

みなさんの癒しグッズはなんでしょうか?

さまざまな趣味、または娯楽である方もいらっしゃるでしょう。

私の場合、一つは飼い犬のチェリー(ラブラドール・レトリバーの雌6歳)と触れ合うこと、もう一つは鉢花育てです。今日はその花について少しお話しをします。

最近はガーデニングブームで、花屋さんかと見間違えるような玄人はだしのお庭も見かけますね。そういったお宅の前を通ると思わず車のスピードを緩めてしまいます。

我が家は広大な原野に囲まれているので、時間と労力を惜しまずに開墾をすれば、かなり立派な庭ができるのですが、なにせ主婦と行政書士の二足のわらじを履いているので、週末のわずかな時間の作業では伸びゆく雑草に負けてしまいます。そこで、草取りの要らない鉢花を育てているわけです。

五月の連休には苗や土・肥料を買い込みます。開花期間が長くて見栄えも良く、おまけになるべく手間がかからないものとなると、毎年同じような種類になってしまうのがちょっと残念です。


 

              (サフィニア類)

 育てる上で注意することは次のような事柄です。

1.良い土を使用すると、育ちが全然違います。元気が良いということは病気が発生しにくいことにもつながります。ですからまずは少々高価でも、良い土と元気な苗を選ぶことが大切です。

2.花の時期が少し遅れても立派な株にしたいので、しばらくは芽を摘み、わき芽をたくさん増やします。

3.そして花ガラ摘みです。枯れた花をいつまでも付けておくと株が弱りますし、腐敗した花ガラが葉っぱに触れて、病気の元になります。

4.あとは水やりを忘れないこと。真夏は朝一番か夕方の涼しい時間に行います。その時間に忘れたからといって日中の暑い時間帯に与えると、土の熱さで水がお湯状態になってしまい根を傷めます。

5.さらに、7月頃には茎をいったん切りつめて肥料を与えると、再びきれいな花を咲かせます。「今咲いている花を切るのは、もったいな〜い」と思い、これを行わないと8月頃に花は終わってしまいます。私の場合は11月頃まで咲いてもらいます。

 

                   

                 (アザレア)

また、冬の寂しい窓辺を飾ってくれるのがアザレアです。二年に一度植え替えをし、夏は戸外の適した場所に移します。剪定の時期さえ間違わなければ、あとはあまり手間のかからない花です。

花屋さんで自分のところにはない色・形のアザレアを見かけると思わず買ってしまい、置き場がどんどん狭くなるのが悩みです。 

一昨年の台風の際には、風が去ってもまだ大気中に塩分が充満しているうちに、うっかり戸外に出したせいかその後の健康状態が悪くなってしまいました。それに加え昨年の夏は湿度の高い熱帯夜が続いたせいで病気にかかったりもしました。

でも、花数は少なくても可憐に咲いて、この冬もおおいに目を楽しませてくれました。当分の間は私の良き癒しとなってくれます。

 みなさんも鉢花育て、してみませんか?

                       (いずれもアザレア)




  

 


題目 コラム執筆者
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茶の正月 小林八重子
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我が青春のリヨン 伊東 弘樹
恵比須“様”と恵比須“紙” 石川 秀行
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心に残る出逢い 山口 英明
ようこそ癒しの森へ 久末 示
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