「森林浴」がん抑制効果にお墨付き
森林浴の効用は、白血球の一種で、がん細胞を攻撃する血液中のNK(ナチュラルキラー)細胞の働きが森林浴で高まることが10月13日林野庁と日本医科大などの実験で分かった。
これまでにストレスの少ない生活がNK細胞を活性化させることは知られており、実験効果をまとめた日本医科大李卿講師は「森林浴がストレスを解消し、ガン抑制に繋がることがデータから立証できた。」としている。
実験は東京都内に勤務する30〜50才代の男性会社員で長時間労働をしているなど疲労やストレスがたまっているとみられる12人を対象に9月上旬の3日間、長野県飯山市の森林遊歩道(2.5km)を初日に1回2日目2回歩いてもらった。
出発前と滞在2日目・3日目の計3回血液を採取しNK細胞が壊すがん細胞の割合で示すNK活性化率の平均値を比較した結果、出発前に比べ2日目26.5%、3日目は52.6%増えた。実験では、NK細胞ががんを壊す武器となる3種類の抗がんタンパク質が森林浴後に増えたこと確認した。『平成17年10月14日(金)北海道新聞記事から』
ようこそ癒しの森へ
久末 示
私たちの身近な森林(非常に多くの木が茂っている所)を散策して樹木の香気を浴び清浄な空気を吸い精神的な安らぎを得ること。これが森林浴である。
そこで私は、森林浴が適した場所を紹介します。
○ 公園の概要
■ 見晴公園(名勝、旧岩船氏庭園“香雪園”)
■ 面積46.1ha 周囲約1.6km
■ 所在地 函館市見晴町56
■ 主な施設 管理事務所・中央芝生広場・園亭・野球グランド・ゴルフ場・野外灯・駐車場
■ 交通手段 函館バス 駅前より14系統―香雪園下車徒歩1分
○ 公園内の主な樹木(園内樹種150種ほど 道内一です)
△ 主として本州から運ばれた赤松・杉・ケヤキ・
イロハモミジ・しだれ柳・マメ桜等の他にクリ・
ナラ・カラマツ・イチョウ・トチノキ・ヒノキ・
クルミ
△ 主な並木道 ドウダンツツジの玉造並木・杉並木・
モミジ並木(秋には落葉)
△ 主な花暦 サクラ・オオバナノエンレイソウ・カタクリ(群生)・タチツボスミレ・ユギザサ・チゴユリ・ヤマブキ・キクザキイチゲ・フジ・ヒトリシズカ・ミズバショウ(群生)
四季彩を楽しむこともできます。
春・・特に桜。新たな生命が芽を吹く季節
夏・・新緑に輝く豊かな自然を満喫。
秋・・もみじ並木は心まで染める美しい色模様。
栗拾い・銀杏拾いなど。
冬・・幻想的な雪景色に感動。ゴルフ場を開放して、
スキー・そり滑りなどが楽しめる。
この公園の森林浴、木の香り・空の色・森の音、自然がいっぱい。
そんな日常から離れた中で時を過ごすと、心と体が癒されていくのはきっと人間も自然のひとつだからなんだ。
題目 | コラム執筆者 |
今も現役の和文タイプライター | 初代 東畑道之助 |
茶の正月 | 小林八重子 |
つかのまの極楽気分 | 明日田 真奈 |
大きな人 | 北村 資暁 |
我が青春のリヨン | 伊東 弘樹 |
恵比須“様”と恵比須“紙” | 石川 秀行 |
ジャズへの想い | 山口 敏史 |
花に癒されて | 澤村 洋子 |
心に残る出逢い | 山口 英明 |
ようこそ癒しの森へ | 久末 示 |
緑の麻薬に魅せられて | 小林 八重子 |