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RLC 直列共振回路のエネルギー収支

 (2)式の両辺に $ i=\frac{dq}{dt} $をかけ、 $v_0 \sin \omega t = E$とおく。
$\displaystyle Ei$ $\textstyle =$ $\displaystyle i^2 R + \frac{q}{C}\frac{{dq}}{{dt}} + Li\frac{{di}}{{dt}}$  
$\displaystyle Ei$ $\textstyle =$ $\displaystyle i^2 R + \frac{d}{{dt}}\left( {\frac{{q^2 }}{{2C}} + \frac{1}{2}Li^2 } \right)$ (31)

これは電源のした単位時間あたりの仕事がジュール熱とコイル及びコンデンサーのエネルギー増加に使われたと考えられる。 この場合、エネルギーはコイルとコンデンサーでは一時的に蓄えられても再び回路に戻されるが抵抗では熱となって回路の外に失われる。(消費される)



Sadahiko TOKIDA
平成14年6月15日