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コイルの交流回路におけるエネルギー収支

 次にコイルに流れる電流のエネルギー収支を考えると, (1)式の両辺に $i$を乗じることによって以下のとおり単位時間あたりの電源のした仕事(消費電力)がコイルに蓄えられる単位時間あたりのエネルギーを示し、これは紛れもなくエネルギー保存則を表している。
$\displaystyle iv - Li\frac{di}{dt}$ $\textstyle =$ $\displaystyle 0$ (12)
$\displaystyle iv - \frac{d}{{dt}}\left( {\frac{1}{2}Li^2 } \right)$ $\textstyle =$ $\displaystyle 0$ (13)



Sadahiko TOKIDA
平成14年6月15日