小鉾岳 (791.6 m)
プロフィール
”ふるさとの山のイメージから遠いが,玄人好みの秘峰”秘湯の旅低山編に当たるイメージの
小山を紹介します.
晴天時,野田生川上流部に,国道5号線上の野田生橋付近から奇怪な形状の岩峰が見える.
JR野田生駅の南西方向8Kmにある恐竜の背の様に山頂をもつ残丘状?の小山である.
山麓を北西面に回って行くと,山頂はピラミダルと言うより,オベリスク状に変化して見える.
ピーク付近は,低い標高にもかかわらず,風が強く雲が巻いているときが多く,確保が必要な場
もあるが,岩肌は火山角れき岩より成り,もろいので特に配慮が大切と思う.
三角点からの眺望は,北はサランベ岳の豪壮な南壁にはばまれ,西南方向も乙部岳を中心とする
渡島半島背梁山脈によって遮断されるが,東南方向は,内浦湾と名峰駒ケ岳と拘神岳を越えて遠く
横津岳方面を望める.
野田生川とその支流中二股川の開析により,サランベ岳より分離した山で,眼下の展望も,急崖,
自然林地,植林帯,牧草地と変化に富んでおり,四季を問わず山頂ともども鑑賞するにあたいする.
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