舞踏革命特論 講義資料01
イントロダクション
Dance Dance Revolutionとは
「Dance Dance Revolution」(以下DDR)は、コナミのBEMANIシリーズ第3弾となる、1998年に登場した音楽ゲームです。
上下左右の4方向の矢印が配置されているフットスイッチパネルを、曲のリズムに基づいて現れる矢印オブジェを見て、
タイミングを合わせて踏んでいき、曲のクリア、更には高スコアを目指します。
簡単に言うと、画面上に流れる矢印をタイミング良く踏んでいくわけです。
DDRで期待できる効果
非常に単純なゲームであるDDRですが、単純な中でもDDRには様々な効果があると考えられます。
考えられる主な効果としては以下のようなものがあります。
- ダイエット効果
DDRは足を動かす際に、必ず上半身でもバランスをとらなければならないゲームです。
それ故に、自然と身体全体を動かすこととなり、単純なものでも続けていると汗をかくほどの運動になり得ます。
その特徴に着目したのか、コナミはフィットネスクラブ・エグザス(現コナミスポーツ)との提携により、
家庭用DDR 3rdMIXにてダイエットモードが搭載され、以後家庭用シリーズに収録されるようになっています。
- バランス感覚
DDRはバランスを保つことが重要視されるゲームです。
何らかの原因で予想外の体勢になる場合もあり、そこから早期復帰するためにはバランス感覚が不可欠です。
バランス感覚は日常生活においても重要であり、これはDDRのプレイを通しても十分養うことができるでしょう。
- リズム感
DDRに限らず、音楽ゲームはリズムを読み取ってプレイすることが必要です。
しかし、他の音楽ゲームは演奏形式が殆どで、正しいリズムがわからなくなることも少なくありません。
更に、音楽ゲームの大半は手を使うもので、そのためリズムが煩雑で譜面も忙しいことが殆どです。
DDRは演奏ではなく、曲に合わせて足で踏んでいくゲームであり、手を用いるゲームよりリズムが比較的単純です。
リズム感を養うのならば、DDRのようなリズムが比較的単純なもので十分です。
- 認知・判断・動作
当然のことですが、人間の行動は基本的には認知・判断・動作の流れで成り立っています。
DDRでは画面上の矢印を見て、リズムを把握し、対応した矢印を踏みますが、勿論これも認知・判断・動作の流れで成り立っています。
DDRを通してこの流れをスムーズに行うことで、他の物事における認知・判断・動作の向上に繋がる可能性は十分あります。
本講義の目的
上記で説明したように、DDRではバランス感覚やリズム感、認知・判断・動作といった、
人間に必要な能力をの向上を期待することができます。
本講義では、これらの能力の向上を目的とすることとなります。
とはいえ、これはあくまで期待される効果です。本当の目的はDDRの楽しさを感じ、上達していくことです。
確かに、最終的にはある程度難易度の高いものも視野に入れることができるレベルになって欲しいと考えていますが、
何より本講で教えることを参考にして、楽しんでプレイしてくれれば良いのです。気楽にいきましょう。
参考文献
"フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』" http://ja.wikipedia.org/wiki/DanceDanceRevolution
"Dance Dance Revolution Online" http://www.konami.jp/bemani/ddr/jp/am/ddr/